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副業でも融資を受けられる!? FPに聞いたパラレルキャリアの資金調達法

私も、好きなことで副業したい!

そう思い立ったものの、大きな壁となるのが起業資金です。周囲の経験者に聞いたところ、お店を開く場合は特に苦労するのだとか。「備品をそろえるだけで貯金が半分以上なくなるとわかり、断念しようかと思った」(33歳・女性)、「店で扱う商品の保管場所にもお金がかかり、想定外の出費になってしまった」(40歳・女性)など、物件の賃料だけでなく備品・在庫にかかる費用や管理費まで、さまざまな出費があるようです。

「ウェブライターなら、パソコン一つではじめられるから楽だった」(31歳・男性)と、資金がほとんどかからない仕事もありますが、「やりたい仕事=多くの資金を必要とするもの」だとしたら資金調達は避けられませんよね。

経験者にどのように資金を調達したのかも聞いてみたところ、今回話を聞いた人は「貯金でまかなった」が大半。なかには「目標金額までに2年半近くかかってしまった」(40歳・女性)、「副業のお金を貯めるために副業をするという本末転倒なことをした」(35歳・女性)といった声もあり、「もっと良い貯め方があればいいんだけど」と悩む人も。確かにここまで時間や労力がかかってしまうと、副業を始める前に挫折してしまいそうです。

今は貯金もアプリでできる時代!

そこで、パラレルキャリアに詳しいファイナンシャルプランナーの織田昌典さんに、「効率良くお金を貯める方法」を聞いてみました。

「最近は貯金アプリが充実しています。なかには、自分の銀行口座と連動させることで、カード決済するたび自動的におつりを貯金に回す『おつり貯金』というサービスを受けられるものがありますよ。また、貯まった分のお金で毎月投資信託を自動的に買ってくれるアプリも。これらを併用することで、効率良く、かつ知らず知らずのうちにお金を貯めるシステムを作れます」(織田さん 以下同)

さらに、数こそ少ないですが、投資型や融資型の「クラウドファンディング」も登場。5~6%程度の利回りのものがあり、手段の一つとしては有効だそうです。企業だけでなく銀行(現状は一行のみ)も参入を表明したため、これまで手を出しづらいと思っていた人も検討する価値ありです。

特に、銀行が掲載しているのものなら、厳しい審査を通った案件なので事故物件になるリスクは低いとか。ともあれ、企業でも信頼できるところはあるのでご安心を。融資型のクラウドファンディングのなかには、万が一プロジェクト融資先の企業が倒産しても、保証会社が保証してくれる、といったものまであるそうです。

「ただし、今回のような副業目的での貯金の場合は、“計画的に”積み立てていく経験も大事です。肩書きが増えるとそのぶんお金の出入りが複雑になり、お金への意識や管理方法が重要になってきますからね

副業でも融資を受けられるってホント?

貯金以外で浮かぶもう一つの資金調達法といえば、融資です。「単なる副業に金融機関が手を貸してくれるの?」と不安に思う人もいるかもれませんが、実はお金の相談に乗ってくれるのは民間の金融機関だけじゃないんです。

「各自治体の日本政策金融公庫や商工会議所に相談に行くのもおすすめです。もちろん審査はありますが、民間の金融機関より低い金利で融資が受けられますし、返済方法の相談にも乗ってもらえるでしょう。また、商工会議所では年に数回、新しく事業を始める人のための補助金制度も実施されています。一定の条件はありますが、うまく合致すれば経費の一部を助成してもらえます」

条件や内容によって差はありますが、補助金の場合は100万円~200万円程度を受けられることがあるそうです。さらに、事業を始めるまでの準備の相談にも乗ってもらえるので、「まず何から始めればいいのか、さっぱり!」という状態でも、とりあえず行ってみるのが吉。

実際、私自身もファイナンシャルプランナーとして独立するための人脈作りや専門家の手配など、さまざまな手助けをしてもらいました」と、織田さん。「困ったら駆け込む!」と覚えておいて損はなさそうです。

「事業が軌道に乗るまでには、思いのほか時間がかかるものです。副業の収入が見込めなくても、最低1年間は暮らしていけるくらい蓄えは必ず確保しておきましょう。ある程度の貯金がないと、正常な判断ができなくなってしまいます。見切り発車をしないよう、気をつけてください」

将来しっかり稼ぐため、自分への初期投資は入念に。みなさんなら、どんな方法で調達しますか?

(取材・文:松本まゆげ 編集:ノオト)

  • 織田昌典さん

    取材協力者:織田昌典さん

    ファイナンシャルプランナー。ミュージシャンから転身し、2006年、「ファイナンシャルプランナー織田事務所(名古屋市)」を設立。現在は、関東・東海・関西エリアでセミナーや研修、イベント企画なども行なっている。

    ▼織田事務所  http://fp-oda.net/

  • ライター:松本まゆげ

    静岡県生まれ。編集プロダクションでの編集・ライティング業を経てフリーライターに。主に、女性アイドルやアニメ、声優を中心としたエンタメ系の記事を執筆している。

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